★★ 注 意 事 項 ★★

マナーについて
 テニストーナメントに関係するすべての人々が、トーナメント会場内において、いついかなるときでも、テニス規則をはじめとする諸規則およびそれらに関する慣習に精通し、公正にふるまうことによって、全員が気持ちよくそのトーナメントに関わることを目的として、以下を記します。

T.プレーヤーのみなさんへ
 1.最低限の心得
  @ テニス規則、トーナメント諸規程・諸規則(特に倫理規定)等と、それらに関する慣習に精通しておくことは、あなたに課せられた最低限の義務です。
  A フェアプレーの精神を理解し、いついかなる時でも、スポーツマンシップにのっとった行動をとりましょう。
  B 誤った認識によるドーピングによって、選手生命を失うことのないよう、十分な知識と見識を持ちましょう。
  C 理由の如何を問わず、故意に、トーナメント会場内にいる人を負傷させたり、トーナメント会場内の施設および設備に損傷を与えないようにしましょう。
  D 観客、スポンサー、メディアの人たちには、礼儀をつくしましょう。

 2.トーナメントの円滑な運営のために
  @ トーナメント要項(開催要項)を熟読してから、参加申し込みをしてください。「要項にそんなことが書いてあったの?」というあなたの発言は、満天下にあなた自身の恥を晒すことになります。
  A トーナメント日程の途中で棄権しなければならないようなトーナメントには、始めから参加すべきではありません。
  B 禁じられたダブルエントリー、本戦出場プレーヤーの正当な理由のない欠場、本戦予選を問わず、ドロー作成後の正当な理由のない欠場、および無断欠場等は、あなたの評   価を台無しにしています。
  C 定められた時刻への遅刻には、いかなる理由も正当化されないことを知っておきましょう。
  D 都合でトーナメント会場を離れる場合は、事前に、必ずレフェリーに連絡しておきましょう。
  E 主催者から出席を要請されている、そのトーナメントの公式行事(開、閉会式、表彰式、記者会見、パーティ等)には、正当な理由なしに欠席してはいけません。

 3.容姿
   試合するときは、常に、倫理規定の「服装および用具」規定に定められた容姿であることが義務づけられています。

 4.試合中の心得
  @ 相手プレーヤーへ礼をつくしましょう。相手に暴言を吐いたり、脅迫的な行為を働くことは、あなたの人格を下げることになります。
    また、試合終了後は、どのような経過があり、どのような結果であっても、相手と握手をしましょう。
  A ボールの落下地点を調べるために相手側のエンドへ立ち入ることや、20秒、90秒、120秒ルールを故意に時間一杯使うことなども、あなたの人格を問われることになります。
  B 第1サービスを明らかにフォールトのとき、故意にネットを越して返球することを止めましょう。
  C ダブルスでサーブするとき、レシーバーのパートナーがセンターサービスラインを超えたり、ネットぎわで激しく動き回るなどしてサーバーを幻惑する行為は、大きな音を立てない限り、規則違反にはなりませんが、サーバー側がとるオーストラリアンフォーメーションとは根本的に異なる見苦しい行為なので慎みましょう。
  D インプレー中に、自分自身や自分の着衣、持ち物などがネットに触れる、インプレーのボールが自分自身や自分の着衣、持ち物などに触れる、ノットアップだった、等の行為があったときは、たとえ審判員や相手が気づかなかったとしても、自発的に申告すべきです。
  E 隣り合ったコートで共に試合が進行しているときは、隣コートのプレーヤを妨害しないように気づかいましょう。
 
 5.審判員などに対して
  @ 審判員、ボールパーソンなどに礼を尽くしましょう。彼等への暴言、脅迫、暴力行為は、あなたの人間性が問われることとなります。
  A ラインジャッジ等、事実問題に関するアンパイア(主審)の判定とコールは最終で、いったん下された判定はアンパイア自身が瞬間的に訂正しない限り、くつがえることは   ありません。アンパイアの判定に不服をとなえることは、スポーツマンシップらしくな   い行為です。
  B 前項Aに関して、判定に疑問があるときは、プレーヤーは礼儀にかなった方法で、誠意をもってアンパイアにそれをたずねることはできますが、そこで返ってきた答えにはいさぎよく従わなければなりません。
  C いかなる場合でも、プレーヤーには審判員解任を要求する権利はありません。
  D 試合中、ボールを渡してくれるボールパーソンに、また、試合終了後は審判員に感謝の意を表すべきです。

U.トーナメント主催者のみなさんへ
 略

V.観客のみなさんへ
 1.ご観戦の試合の、ラインジャッジ等の判定に関しては、口出しすることをお控えください。

 2.チーム対抗戦(団体戦)では、ご自分の応援するプレーヤーを応援するあまり、相手プレーヤーを著しく誹謗するような言動があった場合には、倫理規定により、自チームのプ
レーヤーが警告を受けたあと、失点になることがある、ということをご承知ください。

 3.好プレーに対しては、敵味方に関係なく、惜しみない拍手喝采をお願いいたします。

 4.逆に、いずれのプレーヤーのエラーに対しても、拍手喝采はご遠慮ください。特にダブルフォールトに対しては、どうぞ「温かい沈黙」を・・・・・。

                                平成14年3月1日

「コートの友2002年度版」より

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